LVCの片面タブ期1947年代の501XX復刻モデル。CONE DENIMのホワイトオーク工場が2017年末をもって閉鎖された影響から、2019年秋冬のLVCからカイハラ製の生地を用いたものに仕様変更された。また、リジッドのものについては、それまではアメリカで縫製されていたが、縫製地はブルガリアに変更されている。
Link
<Vintage>
LEVI'S 503BXX (革パッチ・片面タブ) No.1
LEVI'S 503BXX (革パッチ・片面タブ) No.2
<Repro>
LVC 47501-0167 (2015年製)
直近のLVCである47501-0167と同様に、フラッシャーとギャランティーチケットが付いている。
フラッシャー
47501-0167と同じく、一番下の段が、ヴィンテージでは"Copyright 1945. L.S. & Co. S.F."となっているのが"Copyrighted 1947 L.S. & Co. S.F."に変えられている。
ギャラティーチケット
ギャランティーチケットも47501-0167と同じく"FOR OVER 90 YEARS"になっており、チケットに書かれた内容も、ヴィンテージのものと比較すると若干異なっている。
内タグ
生産国は、これまでのLVCのアメリカないしトルコから、EU圏内の衣料品の縫製を多く担うブルガリアに変更されている。縫製で特に雑に見えたりする箇所はなく、ブルガリアがハイブランドの縫製を手がけることもある国であることを踏まえれば、品質的には心配ないと思われる。ちなみに生地は日本のカイハラ製。
トップボタン
ヴィンテージと比べて、ほんの少し刻印の字が大きいが、よく再現されている。ヴィンテージと異なり、磁石の反応はない。トップボタン横のステッチは、当然ながらV字ステッチ。錆止め加工を模した処理も施されている。
アウトシーム・セルビッジ
写真では分かりにくいが、ややくすんだ色の赤耳。経年で退色するようであれば、ヴィンテージ感も強くなるであろう。裾の縫い目のズレがほとんどないことから、うねりが出るようなアタリが付くかどうかは何ともいえない。
生地
生地のオンス数は公表されていないが、触った感触では、47501-0167で用いられていたコーンデニム製生地と厚さの違いはさほど感じられない。スラブ感はコーンデニム製のものと比べてやや弱く感じる。ただ、また、直近のコーンデニム製の生地でも同様であったが、経糸の糊付けがしっかりとされており、糊を落とした後の素材感はかなり違ったものに感じられると思われる。生地の裏面を見ていると、小さなネップが散見される。色は、グレーがかかった濃紺。
表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
W28/L34 | 72 | 97 | 28.5 | 36 | 27.5 | 86 | 19 | 112.5 |