"00501-01"は、2003年にリーバイスの日本企画として製造された製品で、レギュラーライン向けに革新織機で織られながらもヴィンテージライクな生地を目指したXX17デニムが使用された。シルエットは、赤耳時代のシルエットを継承したクラシックフィットが採用されている。縫製は、フィリピン製になっている。製品添付の小冊子では、XX17デニムについて以下のとおり説明されている。
XX17デニムは、コーンミルズの資料室で発見された、1917年当時の糸の作り方・織り方を最新の技術で忠実に再現したスペシャルデニムです。(＊当時の物は、力織機で狭幅赤耳付きでしたが、XX17デニムでは、これを最新の革新織機で広幅の耳なしで対応しています。)
XX17デニムを構成する経糸には、４つの異なる糸をMIXして当時のムラ感を再現し、緯糸に関してもコーンミルズのもつ特殊なムラ糸、アムスラーリングスパンを使用しています。
XX17デニム自体の重さも、今日にある14ozではなく、9ozからスタートしたリーバイスの歴史とリンクするように、未洗いの段階で11.75oz、洗い後13ozのやや軽めのデニムになっています。軽くて非常に穿きやすく、穿きこむごとに味のでる#XX17デニムはコーンミルズとリーバイスの歴史と伝統が１つに凝縮された、スペシャルデニムです。
90年代製のものとフラッシャーは変わっておらず、ギャランティーチケットも付いていない。
腿から裾に向かって真っ直ぐにテーパードしている。
紙パッチ
日本規格のものであるが、紙パッチにはティアオフタブが付いている。
フラッシャー
フラッシャーのデザインは変わらない。真ん中には、サイズのガイドも書かれている。
タグ
品番、サイズなどかが書かれた日本仕様のタグ。 裏面には、フィリピン製の表記もある。
小冊子
使用されているXX17デニムの紹介などを掲載する小冊子が付いている。
小冊子
xx17デニムの説明。過去のレギュラーのリーバイス製デニムでここまで生地について詳細に説明したものはなかったのではないかと思われる。
小冊子
小冊子の裏面には、501と洗濯の説明。
タグ
ここでもXX17デニムの使用が謳われている。
内タグ
日本語の洗濯タグ。生産国はフィリピン。
内タグ
洗濯タグの裏側。品番、サイズなどか記載されている。一番下の「0705」は生産年月を表しているのだろうか。
バックポケット
正方形に近いバックポケット。アーキュエイトは、左右均等でやや深めである。
バックポケット裏
66後期から続いているチェーンステッチ。
赤タブ
スモール"e"の両面刺繍タブ。"v"は不均等vである。
ベルトループ
通常の細さのベルトループ。
バータック（バックポケット）
白のステッチのバータック
トップボタン
メッキされた鉄製ボタンで、トップボタン横は、平行ステッチ。
フロントボタン
トップボタンを除いて数は4つである。
フライボタン
文字間にポツポツが付いたボタン。
トップボタン裏
"359"の刻印。ウエストベルト上は、シングルステッチではなく、チェーンステッチ。
リベット
銅メッキの鉄製リベット
リベット裏
アルミではなく銅メッキのものが使われている。
アウトシーム
白糸のロックした上に脇割りで処理されている。裾は、シングルステッチ。
股部分
これまでのレギュラーと同様カンヌキ止めがされている。
コインポケット
生地は、コインポケットが縦使い、向こう布が横使い。裏はチェーンステッチ。
生地
染めが濃く施されているのか、一見するとプラックジーンズのように黒く、青々しさは感じられない。表面は比較的フラットで綾目が細かく見えるが、ムラ糸が使われているのは、リジッドの状態でも分かる。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| W31/L36 | 81 | 107 | 30.5 | 38 | 30.5 | 91 | 21 | 119 |