リーバイスのファーストタイプジャケット506XXは、生産時期によって仕様が異なるが、これについては、(1)フロントボタンとボックスステッチがずれていること、(2)赤タブが付いていること、(3)シンチバックの金具が針付きのものであること、(4)フロントボタンの文字の刻印がかなり深めになっていることから、1937年から1942年までに生産されたものと推測される。
相当色落ちしているとともに、ヒジの辺りなどはくっきりとハチノスが出ており、かなりハードに着込まれていたことが窺える。ポケットは左胸に一つ。フロントプツの部分にある3つの長方形のステッチとボタンの位置とで若干のズレがあり、1941年前のモデルであることの判別法の一つとなっている。