ラングラーの代表的なモデル11MWZのユースモデルで、1951~52年の製造ではないかと思われる。リーバイス501XXの場合には、当時は、29インチ以下はすべてユース・ボーイズモデルの型番(503BXX,504ZXX)になっていたが、ラングラーについては、ウエストが小さいサイズが11MWZとユース・ボーイズとの併存だったのか、ユース・ボーイズのみであったのかは確認できていない。ここに紹介するものに関しては、トップボタンもスナップボタンではないなど、基本的な仕様は11MWZと変わっていない。
フラッシャー
もう少し後の時代になると、塩化ビニールのパッチが見えるような切り抜きがされるが、これにはないため塩ビパッチが見えない。左には歴代のロデオチャンピオンが紹介されているが、1950年までの人物が紹介されていることから、この製品が1950年以降の製造であることが分かる。
小冊子
左ページ冒頭の分から、この小冊子は"Souvenir Booklet"と呼ばれていたことが分かる。また、ワールドチャンピオンに向けた1951年の全米代表の6人のカウボーイのうち5人がラングラーを着用していたとの記述がある。このことから、このジーンズは、1951年以降の製造であることが分かる。右は、ラングラーのデザイナー・ロデオベンま紹介である。
小冊子
続いては、ラングージーンズの紹介。生地は11oz(子供用・女性用は8oz)、家具やサドルを傷つけないリベット、男性用はボタンフライとジッパーフライ・女性用はジッパーフライの仕様、サドルにフィットするよう脚は細身、フロントポケットは深く、バックポケットもゆとりがあるなどの記述がある。
表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
W27/L34 | 69 | 89 | 26 | 34.5 | 24 | 83 | 20 | 109.5 |